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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

本業絶不調でもEVレースは絶好調! なぜ日産はフォーミュラEで頑張り続けるのか?

公開日: 更新日:

フォーミュラE初シリーズVなら日産には確実に追い風に

 F1もそうだがレースはドライバーの技量を競うと同時に、マシンの速さやテクノロジーレベルを楽しむもの。

 かつてと最近でもF1で隆盛を誇ったホンダパワーのように、ニッサンパワーであり、電動マネジメントがハンパねえ! となれば、フォーミュラEもより楽しく観戦できるようになるってわけだ。

 とはいえ、数日前の2024年度決算で6709億円の大純損益を出し、2万人の人員削減計画を発表した苦境中の苦境たるニッサン。一部に「レースなんてやってていいの?」という声もあるだろうが、実は再建の為にはアメリカ市場での復活、第3世代ハイブリッド、EV事業の成功が必須。

 具体的には今年度出てくる新型EVリーフのデキが大きいわけで、そこでフォーミュラEのニッサン初シリーズ優勝!となれば間違いなく追い風。

 実際、今回東京での第8戦で2位、第9戦で悲願の母国初優勝となったローランド選手は獲得ポイント161で2位にほぼダブルスコア近い大差を付けた。このまま行くとチーム優勝も見えてくるわけで、ここでいかに頑張れるかニッサンの復活のカギかも? 同社の修羅場具合が、華やかなこの東京e-prixにも見え隠れしているのである。

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