ガソリン高騰だけじゃない! 長期化する石油危機で医療、農業にも影響拡大の深刻

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 他にも、注射器や点滴バッグなど医療現場で使われるものはほとんどが使い捨て製品。ナフサの供給不足は命にかかわる。

 農業にも打撃だ。石油や天然ガスは合成肥料の原料としても活用されている。稲作などで広く使われる窒素肥料は中東諸国が一大産地で、供給不足は価格高騰につながる。日本は窒素肥料の8割を東南アジアから輸入しているが、価格上昇の影響は受ける。トラクターなどを動かすガソリン高騰に加え、肥料高は離農を招きかねず、食品全体の価格上昇にも直結する。

■政府は認識が甘すぎる

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「ガソリンに補助金を出しても、それ以外の石油製品の価格も上昇していますから追いつかない。石油製品については政府は何も対策できておらず、認識が甘いというか、危機感が足りません。そのうえ、問題は価格上昇だけでなく、供給量不足です。どうやって必要量を確保するのか。このままでは本当に『油断(石油が断たれる)』になってしまいます」


 早期の戦争終結を祈るしかないが……。

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