【キリン】一番搾りは10年、本麒麟は8年の構想で大型刷新 長期計画は成功するか
「本麒麟」はビールに製法を変更
一方、従来の区分で「新ジャンル(発泡酒②)」だった「本麒麟」はビールに製法を変更する。麦100%の生ビールになり、アルコール度数は6%から5%に適正化。麦本来の力強い味わいや飲みごたえがより味わえ、飲み飽きない味わいに仕上げたというが、そのビール化は2018年の発売当初から構想していたことが公表されている。つまり、本麒麟のビール化は、構想8年をかけた大型リニューアルなのだ。
18年の誕生から毎年、うまさと技術の両面で進化を続けてきた「本麒麟」を、同社はキリンラガービールのDNAを受け継ぐブランドとして今後は広く展開していくという。満を持してビール化した今年は、パッケージも刷新。おなじみの赤色の質感を高め、「麦100%」「生ビール」がより分かりやすくなるようなデザインに改めたそうだ。
酒税一本化に伴う価格改定は10月1日だが、ビール化される「本麒麟」のリニューアル発売は11月4日。10月の価格改定直後ではなく、買いだめ需要が一巡して、消費者の購買行動が落ち着くころに市場に投入する計画だ。
狙いすましたキリンの戦略を、消費者はどう受け止めるのか。秋のビール市場の動向に注目だ。


















