麻生財務相 政治資金で「クラシックCD」購入の公私混同
麻生太郎副総理兼財務相(76)が派閥拡大に熱をあげている。まさか、気分転換に政治資金を当て込んでいるのか。
日刊ゲンダイは、麻生氏が代表を務める資金管理団体「素淮会」の1件1万円以下の支出に関わる「少額領収書の写し」(2015年分)を入手。精査すると、自分の“趣味”に使い込んだような領収書が紛れ込んでいた。
15年10月3日付の領収書には、東京・銀座の楽器店「山野楽器」で〈CDアルバム〉3点に、計8609円支出したことが記されている。領収書に印字されたバーコードナンバーを調べると、素淮会が買ったCDは、葉加瀬太郎にクラシック指揮者カラヤン、女性4人のクラシックグループ「1966カルテット」のアルバムと判明。支出は「備品・消耗品費」として処理されている。
■過去のインタビューで“趣味”を吐露
麻生氏は首相時代の09年、ネットのインタビューで「どんな音楽を聴くのか」との質問に「気分によって、寝る前とか昼間とか朝起きた時とか。まあ休みの日とか。クラシックも聴きますし、ポップスなんかも聴きますよ」と得意げに語っていた。よほどクラシックがお気に入りなのかもしれないが、政治資金で買ったら公私混同だ。