自社株買い過去最高 統計から株価まで日本はカサ上げ大国

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 上場企業による2018年度の自社株買いが過去最高を更新する見通しだ。金融情報サービスの「アイ・エヌ情報センター」によると、18年度の自社株取得枠は2月17日までに前年度比5割増の6兆7000億円を超え、最高だった15年度を約2600億円上回っている。

 自社株買いは、株主資本利益率(ROE)を向上させる上、市場に出回る株式数が減るため、1株当たりの価値を上げる。株価上昇につながるケースが多く、もちろん、株主は大歓迎だ。

 金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。

「内部留保がたまっていても、企業はなかなか使い道を見いだせていません。米中貿易戦争など将来の見通しが不透明な中、経営者は、思い切った設備投資やM&Aに踏み切れない。投資するような成長事業のアイデアが出ない面もあります。賃上げをすればいいと思うかもしれませんが、一度上げたら下げられないので、経営者としてはできるだけ手をつけたくない。そこで、株主にウケて、手っ取り早い内部留保の使い方が、自社株買いなのです」

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