基礎年金と関税交渉は棚上げ、消費税減税せず…石破政権の「参院選対策」はことごとく裏目に

公開日: 更新日:

減税しないための理屈を並べることこそ無責任

 進展の見えない日米関税交渉も、石破政権は一票でも多く稼ぐために利用する。いくら「国益優先」「妥協はしない」と息巻いたところで、トランプ米大統領を相手に英国や中国がすんなりディール(取引)し、「最優先」の交渉相手であるはずの日本が後れを取っているのは事実。余裕ぶって「交渉はゆっくり急ぐ」(石破首相)と意味不明な言葉を並べるのも、最終的に「高関税回避」を参院選のアピール材料にしたい思惑が絡む。

 年金改革も関税交渉も参院選を意識した棚上げで、庶民の暮らしに直結する経済対策は参院選後に先送り。与野党内から「消費税減税」を求める声が上がっているのに「減税だけの話をするのは無責任だ」と後ろ向きだ。

「都合が悪くなるとすぐ『財源論』を持ち出しますが、軍拡費用の削減や法人税減税の見直しなど、いくらでも財源はあるはずです。減税しないための理屈を並べることこそ無責任でしょう。物価高に苦しむ国民生活を顧みず、目の前の選挙ばかり考えているようでは、ますます有権者の怒りを買うだけです」(本澤二郎氏)

 ANNの最新の世論調査によると、内閣支持率は発足後最低の27.6%。我が身可愛さゆえの選挙対策は、ことごとく裏目に出そうだ。

  ◇  ◇  ◇

 その石破自民を、高市早苗氏が「減税しないのはアホ」と皮肉たっぷりに批判。党内の“内ゲバ”ぶりは、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    高市首相が長崎被爆者団体に“ガン飛ばし”で大炎上! 会長あいさつ「戦争知らない」に過剰反応?

  4. 4

    消費税減税は内閣支持率V字回復の“起爆剤”にならず…あてが外れた高市自民の大誤算

  5. 5

    真夏の珍事? 共産党が“野党第1党”に大躍進したワケ…潜在読者掘り起こした電子版「赤旗日曜版」

  1. 6

    札幌でクマ出没件数が大幅減少のナゼ? 昨年は秋以降に大量出没したのに

  2. 7

    危うし「高市延命」天王山 “与ゆ党推薦候補”ポンコツ露呈…9.13沖縄県知事選 首相応援要請は見送り

  3. 8

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  4. 9

    NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」もリオ五輪に浮かれていた

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ