高市首相が副大臣・政務官に「裏金議員」7人登用の裏側…いわくつき「旧安倍派」がゾロゾロ
連立相手の維新もシレッと黙認
一方、新たな連立相手になった日本維新の会は、政治改革を標榜し、かつては裏金自民を鋭く批判していたのに、シレッと黙認である。報道陣に7人の起用について問われた吉村洋文代表は「高市首相の専権事項だ」と発言。不問に付す気だ。
「連立で握ったばかりですから、とりあえず過去に展開したような批判は封印するしかないのでしょう。しばらくは波風立てる発言は控えるはずです。ただ、吉村さんの『専権事項だ』という言い方は、必ずしも『容認』ではない。ある意味『総理が決めたこと』と突き放している。今後、自民が維新の政策をのまないとか、世間から『裏金自民の補完勢力』という批判が高まったりした場合、サッサと離脱するための逃げ道をつくっている。閣僚を送らないのも、そういう意図の表れですよ」(維新関係者)
維新は二言目には「身を切る改革」と訴えているが、裏金議員は「身を切る」どころか、私腹を肥やした連中である。なぜ、強く批判しないのか。
結局、自民も維新も互いに自分が気持ちよくなることしか考えていない。
こんな“自慰政権”に先があるのか。
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