米中が手を組み日本は「蚊帳の外」…切れ始めた「高市女性初首相」の賞味期限
「つい言い過ぎた」では済まない深刻な影響
初の女性首相ということで、その言動が注目された高市首相だが、パフォーマンスの「物珍しさ」も賞味期限だろう。存立危機事態答弁で馬脚を現した能力不足と危うさ、空回りしている「全能感」、鼻についてきた外交演出。米中接近で梯子を外されているのだから世話はない。
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台湾有事発言でドヤされたか──。
南アフリカで開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)から帰国して13時間後の25日午前、高市首相は米国のトランプ大統領と約25分間の電話会談を行った。米側からの要請だという。
会談内容について、官邸で記者団に説明する高市の表情は冴えなかった。トランプが欠席したG20の様子を聞かれたそうで、「日米間の緊密な連携を確認できた」とか言って虚勢を張っていたが、台湾有事をめぐる存立危機事態答弁に関する話は出たかと聞かれると、「外交上のやりとりで詳細は差し控える」とはぐらかした。
「G20の話題はあいさつに過ぎず、主なテーマは当然、台湾有事発言でしょう──



















