【伏魔殿相撲協会 2・1理事選】北の湖理事長は辞任を申し出た懐刀を「オレが守る」と制した

公開日: 更新日:

 おまけに証拠の動画まであるという。野球賭博や八百長騒動でただでさえスキャンダルまみれなのに、裏金疑惑まで飛び出しては公益財団法人への移行が吹き飛んでも不思議ではない。

 X氏もさすがに観念したのかどうか、自分が責任を取ろうかと北の湖理事長に申し出たといわれる。

 X氏は北の湖理事長の右腕というより、2人はむしろ一心同体。X氏は、北の湖理事長の再登板と同時に、協会の応接室を自分の部屋としてリフォーム。自分の肩書や給料を含めさまざまなことを理事長と2人で相談して決め、理事会では決定事項が報告されるだけというケースも珍しくない。ガン首そろえて責任を取って当然なのに、北の湖理事長はあろうことか冒頭のように自分がX氏を守ると言ったというのである。

 A氏がX氏に裏金を渡すシーンを撮影した動画は22日にアップされ、いまも動画サイト「You Tube」で見ることができる。

 これだけハレンチなスキャンダルが明らかになったにもかかわらず、相撲協会は公益財団法人に移行する。普通なら内部はてんやわんや、理事長やX氏の責任問題に発展してしかるべきなのに、彼らの焦点は2月1日に迫った理事選だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑