「ベンチ定着」と「セリエA出場停止」 長友を襲う2つの危機

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■代表での「補欠」にも現実味

 こうもピッチ内外で悩みが多いと、日本代表での「補欠説」も現実味を帯びてくる。

 長友はホンジュラス戦(12日)、オーストラリア戦(18日)の代表メンバーにも入らなかった。アギーレ監督にすれば、試合勘のない選手を招集するつもりはないという意志の表れだろうが、長友の存在感を薄くしているのが、代表ニューカマーの活躍だ。

 FC東京の太田宏介(27)が左サイドバックに台頭。正確無比なクロスやFKで、Jリーグでは今季9アシストをすでにマーク。DFながらアシストランキング4位にランクインする。右SBには代表復帰を果たした内田篤人(26)、アギーレ体制で3戦を経験済みの酒井高徳(23)がいる。いまや長友は代表でも、「左で出られないから右で」というわけにはいかないのだ。

「ガゼッタ・デロ・スポルト」などイタリア現地のメディアは現在、復帰間近の長友には一応歓迎ムード。しかしすぐに周囲をうならせるパフォーマンスをすぐ披露しないと、インテルでも日本代表でも「長友なしのチーム作り」が加速するかもしれない。

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