準決勝で王者ジョコビッチと対戦 劣勢跳ね返す錦織の強み
年間成績上位8人による今季最終戦「ATPツアー・ファイナル」。B組2位で15日の準決勝に進む錦織圭(24=世界ランク5位・顔写真)の対戦相手はA組1位のジョコビッチ(27=同1位)に決まった。B組1位のフェデラー(33=同2位)はA組2位のワウリンカ(29=同4位)と戦う。
準決勝の結果がどうであれ、錦織は来季も大舞台で活躍できそうな「データ」がある。
フェデラーのファイナル(当時はマスターズ・カップ)初出場は21歳。02年大会だった。1次リーグはB組3連勝で1位通過。準決勝では当時世界一のA組2位ヒューイットにフルセットの末、負けたが、その翌年に優勝。この年はウィンブルドンで4大大会のタイトルを初めて手にした。
ジョコビッチのファイナル初出場は20歳。世界ランクでベスト10入りした07年大会だった。1次リーグは3試合ともストレート負けしたものの、翌年は全豪で優勝。4大大会に初めて勝ち、年末のファイナルも制した。ということは、今年ファイナル初出場の錦織も…ということになるのだが。