醜聞対応後手、利権まみれ…日本スポーツ団体“迷走”の理由

公開日: 更新日:

 例えば全柔連は日本スポーツ振興センターからの助成金を不正にプールし、職員の飲食に使っていた。カネを配る日本スポーツ振興センターは文科省の外郭団体。典型的な天下り団体ともいわれる。

 スポーツファンの松野弘氏(東京農大客員教授)がこう語る。

「文科省の官僚は50代で大学の理事や美術館の館長などに天下るが、競技団体などの公益財団法人なども受け皿になっている。彼らは受け入れ先を転々として高額な収入を得る。また、森喜朗元総理がラグビー協会の会長になっているように、各競技団には現役や元政治家が会長や顧問などに就いている。これは多額の補助金を得るためであり、政治家も選挙の集票に役立つ。いわば持ちつ持たれつの関係になっているのです」

 そうやって政治家や官僚とつるんで甘い汁を吸っている競技団体の多くは公益財団法人だ。スポーツ強化につぎ込まれる国庫補助金、つまりは庶民の税金で甘い汁を吸いながら、なおかつ税制上の優遇措置を受けていることになる。

■競技団体はまるで“伏魔殿”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

  2. 2

    消費税減税打ち切り時の現金支給案に経済界が不満「結局は時間とコストのムダ」

  3. 3

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  4. 4

    庶民は景気悪化に身構えている お気楽なものだ「官邸おこもり」首相動静

  5. 5

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  1. 6

    井伊直政(4)超ブラックな家風 昔から家臣が少ない

  2. 7

    橋本愛の「れなちゃん」呼びが反響…のん“テレビから干された”10年で「あまちゃん女優」脱し独自ブランド確立

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  5. 10

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由