寝不足乗り越え8強の錦織 QFはフェレールにリベンジだ
錦織圭(25)が体調不良をものともせず3回戦突破を果たした。
マドリード・オープンは7日(日本時間8日)、男子シングルス3回戦を行い、世界ランク5位で第4シードの錦織は同16位のロベルト・バウティスタ(スペイン)と対戦。6―3、6―3でストレート勝ちし、3年連続でベスト8に進出した。
連覇を果たした先のバルセロナ・オープン準々決勝でフルセットの末に下した相手を楽に退けた。第1セットは相手のミスを逃さず、2度のブレークを成功させて主導権を握ると、第2セットは絶妙なショットを連発して振り切った。
わずか1時間11分で試合を決めたが、試合後の錦織は疲れ切った表情を見せた。前夜の2回戦は午後11時半に始まり、フルセットまでもつれ、試合が終了したのは日付が変わった午前1時半だった。その後はマッサージを受けるなど体のケアを行い、就寝したのは4時過ぎ。この日は5時間睡眠しただけで会場入りしたという。
ハードな戦いを強いられた錦織は「あまり寝てないので、時差ボケみたいだった。頭がくらくら二日酔いみたいだったけど、締めるところを締めてと心掛けた」と苦笑いを見せた。