日ハム大谷“温存”が裏目…首位ソフトBの背中さらに遠のく

公開日: 更新日:

 日本ハムのエース・大谷翔平(21)が7月24日の西武戦で11勝目を挙げたのを最後に登板していない。

 栗山監督は大谷を上位との対戦で先発させると示唆していた。故障という話は聞かないからおそらく、あす4日からの首位・ソフトバンクとの3連戦で投げさせるつもりなのだろう。首位との直接対決でゲーム差を少しでも縮める計算に違いない。

 勝ち星の計算できる大谷の登板間隔をわざわざ広げ、出来た谷間に今季未勝利の右腕を先発で起用した。そうやってエースの登板を見合わせた先週、下位のオリックスロッテに負け越し。昨2日のロッテ戦は1点ビハインドの終盤、勝ちパターンの宮西、増井をつぎ込みながら打線が沈黙した。

 ソフトバンクとの直接対決を前にその差は8.5ゲームに。大谷を使う以前にパは「1強」の様相を呈してしまったのだから、エース温存は裏目というしかない。

 試合後の栗山監督はソフトバンク戦を前に「すべてを出し切り、しっかりとやっていく以外にない」と話したが、ソフトバンクの尻尾はすでにはるか向こうへ遠ざかってしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗