プロが着る“あんちゃん”ウエアが日本ツアーの品位を落とす

公開日: 更新日:

 昨年、急きょ日本オープンに出場した13年マスターズチャンピオンのアダム・スコットは最終組よりもはるかに多いギャラリーを引き連れてプレーし、日本のファンの心をつかんで帰った。一昨年の日本オープンの入場者数は雨のため月曜日までずれ込んで5日間でわずかに9139人。これは松山英樹石川遼が欠場したからだといわれているけれど、昨年はA・スコットのおかげで2万9142人が入場した。人間的に魅力のある選手がいれば、日本だってまだまだギャラリーが入るのだ。

 近年、国内ツアーのギャラリーが激減しているのはスタープレーヤーがいなくなっているからだといわれているけれど、決してそれだけが原因ではない。米国ツアーに比べたら身なりとかプレーマナーがあまりにも違いすぎるからだ。

 ゴルフウエアとは思えない細身のカジュアルなパンツをはいて、ただ目立てばよいといった色彩感覚ゼロのウエアで、それでたいして名のない外国選手にころころ負けてばかりいたら、ギャラリーが減るのは当然である。

 昔はゴルフ場でキャディーをやりながらプロを目指したので、立ち居振る舞いや言葉遣いにもヘッドプロ(師匠)がうるさかった。古いクラブに所属しているプロはマナーや言葉遣いについてもメンバーが厳しかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束