梨田監督は無為無策…最下位楽天に星野氏復帰の“劇薬”を

公開日: 更新日:

 パは開幕前の予想通りソフトバンクが首位をキープしている。その「応援団」と化しているのが、4連敗で最下位に転落した楽天だ。

 今季は開幕戦でソフトに勝つと次戦は引き分け。地元ファンに淡い期待を抱かせたものの、その後はソフト相手に3得点以上がたったの1試合。この日も六回までわずか2安打。七回に1点を返すも、1-3で敗れて6連敗だ。

 梨田監督は「(今日は)2点差だけど一方的な流れ。もう少し点を取らないといけない」と言ったが、監督の無為無策こそ問題。同監督は近鉄(現オリックス)と日本ハム時代に2度リーグ優勝している。星野球団副会長(69)は、その手腕を買って招聘したというのだが、この監督には選手を動かして点を取るだけの采配力には乏しい。

 楽天は13年に田中(現ヤンキース)の24勝負けなしという大活躍もあって初優勝。日本一にもなった。同年オフに田中がメジャー移籍してから2年連続の最下位。負け癖がついたチームを変えるには劇薬が必要だ。

 200万ドル(約2億1000万円)で獲得したメジャー通算162発の新助っ人ゴームスは、18試合の出場で打率.169、1本塁打。不振に苦しみ4月22日に登録を抹消され、今月6日に退団が発表された。選手はますます気持ちが萎える。

 ノムさんは74歳まで楽天で指揮を執った。選手の尻をたたく元気が残っている69歳の星野副会長を現場に戻すのも一つの手ではないか。この人は背広よりユニホームを着ている方が使えると思うのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」