東京五輪に向けスポーツ界はもう“バブル”に突入している

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 広告代理店関係者がこう言った。

「例えば、体操の世界選手権の放映権料がすごいことになった。世界体操の放映権はこれまで、09年から16年までの8年契約でフジテレビが持っていました。値段は6億、7億円。今回、契約更新を迎えてフジテレビはそこから上乗せして10億円を用意した。これでも十分に破格ですが、テレビ朝日の提示額はなんとその倍以上の22億円だったのです。リオ五輪で内村が個人総合2連覇を果たし、団体でも悲願の金メダル。白井が種目別の跳馬で銅メダルと、タレント揃いとはいえ明らかに20年東京五輪効果。バブルもいいところですよ」

 その内村航平(27)はこの日、博報堂DYメディアパートナーズが行っていた「アスリートイメージ評価調査」で、「五輪を見て感動した選手」の1位に選出。2位のレスリング女子53キロ級銀メダルの吉田沙保里、3位の卓球女子団体銅メダルの福原愛(27)に差をつけ、東京五輪組織委の関係者の間では早くも「東京で五輪3連覇を果たせば、間違いなく国民栄誉賞」などと言われている。同じく4年後に五輪連覇を狙う競泳男子400メートル個人メドレー萩野公介(22)も「受賞が有力」と言われ、今から国民栄誉賞が乱造される様相だ。

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