巨人1位の吉川 アマ球界No.1遊撃手に仰天“コンバート案”

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 ともに5球団が競合した田中正義(創価大)と佐々木千隼(桜美林大)の右腕を相次いで外した巨人は、「外れの外れ1位」で吉川尚輝(中京学院大)の交渉権を獲得。吉川は、「走・攻・守の3拍子が高いレベルで揃い、開幕スタメンも期待できる」(在阪球団スカウト)とプロから高く評価されていた。そんなアマ球界ナンバーワン遊撃手がしかし、巨人ではいきなりコンバートされる可能性が大である。

 巨人の遊撃には今季のセの首位打者でチームの大黒柱の坂本勇人(27)が君臨。高校、大学で経験のある三塁か二塁への転向が現実的だが、三塁には今季3年ぶりに3割(.302)を打って復活をアピールした村田修一(35)がいて、さらに球団と首脳陣が最も期待を寄せる14年ドラフト1位で高卒2年目の岡本和真(20)も控えている。二塁はクルーズ(32)が来季も残留し、昨年のドラフト2位の重信慎之介(23)が外野からコンバートされる予定。移籍2年目のクルーズが打撃好調なら、年俸2億4000万円ということもあって外しにくいだろう。

「即戦力の吉川を1年目から使うというなら、外野コンバートという案も出てくるとみています。巨人の外野で、レギュラーが確定しているのは長野ひとり。FAで、オリックスの糸井や日本ハム陽岱鋼を狙っていると報じられていますが、そのFA補強がうまくいかなかったときには十分にあり得ると思う。吉川は肩とスピードも一級品。外野でもいけるんじゃないかと思わせる身体能力の高さがありますから。本来の遊撃をやらせれば、10年はレギュラーを張れる逸材ですが……」(前出のスカウト)

 ドラフト初参加となった高橋監督は、「(吉川は)打者ではナンバーワンということだった。内野ならどこでも守れる。足が大きな武器になると思う。レギュラーを目指して頑張ってほしい」と話したが、チャンスを与えられるポジションが内野とは限らない。

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