錦織QFはデルポトロが相手 過去4戦全敗の宿敵に苦戦必至

公開日: 更新日:

 臀部痛からの完全復活を目指す男子テニス錦織圭(26)に天敵が立ちはだかる。

 スイス室内(バーゼル)は27日(日本時間28日未明)、シングルス2回戦を行い、リオ五輪銀メダリストで世界ランキング42位のフアンマルティン・デルポトロ(28=アルゼンチン)が同11位で第5シードのダビド・ゴフィン(25=ベルギー)をセットカウント2-0で下し、8強入り。準々決勝で錦織と顔を合わせることになった。

 このデルポトロに対し今大会第3シードの錦織は過去4戦して全てストレート負けを喫している因縁の相手だ。

 両者は大会で顔を合わせた際には合同練習する間柄だが、錦織は身長198センチのビッグサーバーであるデルポトロへの警戒を隠さない。

 対戦はなかったが、9月の全米オープン開幕前には「できればデルポトロとはやりたくない。彼のサーブやフォアハンドは迫力があるので」と苦手意識を口にしていた。

 今大会の錦織はハードコートながら、クレーコートのように球足が伸びず、不規則なバウンドへの対応にてこずっている。リオ五輪に加えて全仏オープンでベスト4(09年)に入るなど、比較的クレーコートを得意とするデルポトロ相手に苦戦を強いられそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?