メジャー屈指のゴロ投手 豪“右殺し”モイランに侍苦戦必至

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■豪選手は一躍大金のチャンス

 このモイラン、今大会でのモチベーションはやたら高い。昨オフにFAとなり、現在はロイヤルズの招待選手だが、WBCの活躍次第ではメジャー昇格の可能性がある。

 今季の契約はマイナーなら年俸20万ドル(約2280万円)でも、メジャーに上がれば100万ドル(約1億1400万円)にアップする。ちなみに、3月28日までに開幕ロースターに入れなかった場合、モイラン側が契約を破棄してFAになる条項が含まれている。

「メジャースカウトはWBCに注目しているが、実力のない中国などを抑えたところで評価はされない。日本戦で結果を残せばロイヤルズだけでなく、開幕直前にリリーフが足りない球団へのアピールにもなる」(前出の友成氏)

 国内リーグでプレーする他のオーストラリア代表も同じだ。彼らの月収は平均1000豪ドル(約8万6000円)。3カ月半のシーズンでは約30万円しか稼げない。だからこそ兼業選手が多く、消防士、高校教師、ビール工場勤務、野球教室の講師……と彼らの職種はバラエティー豊か。メジャーと言わないまでも、日本の球団の目に留まれば一躍大金を稼げるチャンスだ。日本戦では目の色を変えてくるだけに、甘く見てはいけない。

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