早実・清宮ドラ1への不安 プロで守るポジションあるのか

公開日: 更新日:

「清宮は人気があるだけに微妙ですが、実際問題として難しいかもしれませんね」と、前出のスカウトがこう言った。

「一塁手の高校生の1位指名となると、1年目から3割30本をクリアしたかつての清原並みの打力が必要になる。いまの清宮にそこまでの力があればともかく、打撃に関してはまだまだ鍛える必要があるのではないか。高校時代の松井秀喜や筒香(現DeNA)と比べると、下半身の強さやパワーは見劣りしますからね。結果が出なくても目をつぶって使い続けるだけの余裕や覚悟があるならともかく、清宮が一人前になるまで我慢できる球団がどれだけあるかは疑問と言わざるを得ません。プロの一塁は通常、外国人や、守る場所がなくて打つだけの選手のためのポジションですから」

 初戦で清宮の早実に敗れたとはいえ、明徳義塾の馬淵監督が清宮について、「誰でも彼でも松井くんと一緒にするな」と言っているのも、いまの清宮に5打席連続敬遠した当時の松井秀喜ほどの力があるとは見ていないからだろう。

 清宮はとにかく打って打ちまくるしかない。

【連載】2017高校野球 ここだけのマル得情報

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?