平野美宇はW杯連覇逃す 3位決定戦でも台湾人選手に屈す
昨季の覇者が表彰台にすら立てなかった。
卓球の女子ワールドカップ(W杯=カナダ・マーカム)は29日(日本時間30日)、シングルス準決勝を行い、世界ランキング6位で、第4シードの平野美宇(17)が、同4位で第2シードの劉詩■(雨カンムリに文の旧字体・26=中国)と対戦。昨季のリオ五輪団体金メダルメンバーの劉相手に0―4でストレート負け。連覇はならなかった。
平野は3位決定戦にまわり、同10位の鄭怡静(25=台湾)相手に接戦を演じながら、最後は息切れ。2―4と競り負け、4位に終わった。
前回大会では日本勢初制覇を史上最年少で成し遂げた平野は「準決勝はボロ負けでまったく勝ちが見えなかった。(3決は)競ってたけど最後に勝ち切れなかった。世界のレベルも上がっているので、自分のレベルをもっと上げないと活躍できない」と唇を噛んだ。