伊調は引退危機 パワハラ告発された名将・栄和人氏の正体

公開日: 更新日:

 栄本部長は否定したものの、元恩師の邪魔立てで満足な練習環境が整わないと訴える伊調は、週刊文春のインタビューには東京五輪での5連覇に向けて「なかなか腹をくくれない部分があります」と答え、「目指すに目指せない? うん、そうですね」と吐露。

 あわせて、「指導の道も面白いなと思ったりもします」と引退を示唆するような発言もしている。

レスリング関係者の中には、『男子の田南部コーチに傾倒するあまり、伊調は周りが見えなくなっている』と心配する声もある。彼女が訴えるパワハラの真偽はともかく、当然、レスリング界を大きく揺るがすのを理解した上で、元恩師を“告発”したのだろうから、相当な覚悟があっての行動でしょう。仮に練習拠点を確保できたとしても、騒動の主役として練習に集中できる環境を得られるかどうか。代表入りしても針のむしろだし、ケンカを売った協会から満足なバックアップが受けられるとも思えない。五輪5連覇に邁進する精神状態になれるのかも心配。このまま引退という可能性もある」(別のレスリング関係者)

 降って湧いた「お家騒動」の結末は、そんな最悪のケースも十分に考えられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督