12打席ぶり安打も エンゼルス大谷の問題は打より投にアリ

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「そろそろ浮輪を外して、深いところに連れて行くつもりだ」

 エンゼルスのソーシア監督は大谷翔平(23)の投手起用に関してこう言っている。

 オープン戦2試合目の登板がマイナーとの練習試合なら、3試合目はメキシカンリーグ戦。メジャーではなく、格下相手の登板が続いたが、ボチボチ、「浮輪」を外して大海を泳がせるという意味だ。

 ソーシア監督の言う「深いところ」とは16日午後1時10分(日本時間17日午前5時10分)開始予定のロッキーズ戦を指すのだろう。

 昨年のチーム打率(.273)、得点(824)は、いずれもナ・リーグナンバーワン。強力打線をバックにプレーオフに進出した。本塁打王と打点王を2度ずつ獲得しているアレナドや、昨年の首位打者のブラックモンら強打者ぞろいのチームだからだ。

 大谷はいまだ滑りやすいメジャー公認球に四苦八苦。

 初登板のブルワーズ戦では決め球のスライダーがすっぽ抜けたり、指に引っ掛かったり、全くといっていいほど使い物にならなかった。3度目の登板だった前回のメキシカンリーグ戦はスライダーを操れるようになったものの、今度はストレートが手につかずに3回6失点だった。

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