河治良幸
著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

セネガル編<下>屈強なCB陣の緩慢プレーを狙っていきたい

公開日: 更新日:

 ――西野監督は国内合宿でFWの大迫、宇佐美、そして本田を3トップに配した3(DF)―4(MF)―3(FW)と大迫、FW武藤を2トップに置いた4―4―2をテストしました。カウンターを狙うなら、スピードのある武藤を起用した4―4―2が効果的では?

「2トップの場合、1人がワイドに流れて左右のスペースを活用するのが効果的でしょう。相手に“ボールを持たせ”ながら、どれだけ高い位置でボールを奪い、そしてショートカウンターを仕掛けられるか――。ハリルホジッチ前監督はデュエル(仏語で決闘の意)や相手DFの裏への素早い攻撃をチームに植え付けようとしました。どの程度、前指揮官の教えが浸透したか、セネガル戦ではっきりするでしょう」

 ――セネガルは、初めてW杯に出場した2002年日韓大会で達成した「ベスト8」以上を目標にしています。

「そのためにもセネガルは、これはグループリーグ初戦のポーランド戦の結果が大きく影響するでしょうが、シセ監督は2戦目の日本戦で主力を休ませてくるかも知れません。中でもエースのマネをグループリーグ全3試合にフルで起用するとは、個人的に考えにくい。もし、日本戦にマネがいないと仮定すれば、勝機は高まりますが、ジョーカーとして(途中で)投入されるのも厄介です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず