来場所大関とりの御嶽海 “ダメ横綱3人衆”撃破が最大の難所

公開日: 更新日:

 7月場所で初優勝を果たした御嶽海(25)が、23日、一夜明け会見を行った。悲願達成とあって、報道陣を前に喜色満面。来場所の大関とりについては、「まだそこまで考えていない」と言いつつも、「2ケタ(勝利を)いける自信はついた」と豪語した。

 今場所は13勝2敗も、3横綱1大関が休場。大関の高安豪栄道を除けば、番付上位の力士とは戦わずじまいの優勝であったのも事実だ。

 御嶽海と白鵬鶴竜稀勢の里の対戦成績は、それぞれ2勝6敗(うち1勝は不戦勝)、3勝4敗、1勝5敗。合口は悪く、鶴竜のみ、ほぼ五分といったあんばいだ。

「鶴竜戦は引き技への対処がカギになる。昨年5月、今年1月場所は鶴竜の引きグセもあって勝ったが、先場所は激しい攻防の末、土俵際に追い詰めながら油断したのか、はたき込みを食らった。白鵬には先場所、張り差しから左上手を取られると、上手投げで完敗。白鵬が今場所中の休場理由となった右足のケガを引きずるようならともかく、万全の状態なら、まだまだ御嶽海がかなう相手ではない。稀勢の里も生き残りをかけて必死になるでしょう。安パイは1人もいませんよ」(ある親方)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー