会長追放も…山根派vs再興する会“仁義なき戦い”は第2幕へ

公開日: 更新日:

 8日に「辞任」を表明した日本ボクシング連盟のドン、山根明氏(78)だが、どの役職を辞任したのかが、いまだ不透明だ。9日、山根氏は報道各社の取材に対し「会長、理事とも辞任した」と語り、毎日新聞には「会長と理事の2つを辞めるのだから、連盟も退会するということ」と説明した。

 問題は「関西ボクシング連盟理事長」の肩書も捨てたのかどうか。8日の日本連盟の会見で、吉森照夫専務理事(73)は「私は関東連盟理事長なので、関西連盟のことにはタッチしていない」などと曖昧にしていただけに、「関西連盟の中での生き残りを図るだろう」という見方が根強い。そうなると結局、アマチュアボクシング界の山根支配は残されたままだが、「日本ボクシングを再興する会」の関係者はこう言う。

「山根氏が関西連盟に居座るようなことがあれば、助成金流用で刑事告発します。音声テープという証拠もありますからね。JOC(日本オリンピック委員会)の要請により、第三者委員会も立ち上がります。山根氏が刑事訴追されれば、連盟からの除名は避けられない。私たちは、山根氏を日本のボクシング界から永久追放するまで徹底的に戦います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る