特大弾含む大当たりでも…日ハム清宮への意外な酷評と課題

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■ケガにナイーブ

「ケガに関してナイーブになっているのです。昨年は新人合同自主トレで右手親指を骨挫傷すると、キャンプ中に胃腸炎、オープン戦では限局性腹膜炎になった。シーズン中は右ひじ痛でリハビリを強いられ、ようやく回復したと思ったら、秋季キャンプ中に今度は右手首を痛めた。ここから体を追い込むぞ、というところでケガをするから、ケガに弱い、体が強くないと見る首脳陣もいる。今年は、まともに練習をできなかった昨年とは雲泥の差ですが、まだまだ年間通して一軍でプレーできる状態ではないとの見方もあります」

 走攻守における技術面の課題はもちろんある。とはいえ、チーム内では「清宮に最も欠けているのは本人の意識の部分」との声でもっぱらだ。別の日ハムOBが言う。

「決して練習や試合で手を抜く選手ではないし、一生懸命はやる。でも、性格なのかノホホンとしているところがあって、ガツガツさというかハングリーさが足りない。小学6年でリトル世界一になるなど、プロ入りまでずっとトップを走ってきた。厳しい競争を経験していないことも影響しているのでしょう。自主トレ中、フリー打撃に慎重だったが、栗山監督から『打たないとダメだ』と尻を叩かれ、ようやくフリー打撃を再開した。言われればやるのですが、たとえば個別練習をするにしても、やり方がわからないなら『どうしたらいいですか?』と自分からコーチに聞くとか、昨季は1年間を戦う体力がなく、ケガにも苦しんだのだから、走り込みなどでケガをしない体づくりをするとか、積極性が見られないのです」

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