丸獲得でも変わらず 巨人がOP戦で露呈“広島恐怖症”の重篤

公開日: 更新日:

 別の選手は「全く歯が立たないわけではない。安打は出るし点も入る。ただ、広島は本塁打や長打だけでなく、犠打や足なども使ってくる。いつの間にか逆転されているんです。今、ほとんどの巨人の選手は広島遠征が嫌いです」と言えば、ある投手は「試合終盤の広島打線の集中力とつながりは脅威。僅差で勝っていても、逆転されるのではないかと、ビクビクしながらマウンドに上がっている投手が多い」と明かしている。

 16年からの由伸時代も、ただ手をこまねいていたわけではない。さるチーム関係者がこう言う。

「前半戦の対戦成績が3勝11敗だった17年の球宴休み中、一軍投手コーチだった田畑氏を『広島専従』のスコアラーに配置転換した。18年にデータ分析室を新設したのも、『対広島』を意識したものでもあった。それでもなかなか効果が見えてこない。17年のWBCで侍ジャパンのスコアラーを務め、データ分析能力に定評がある志田スコアラーを招き入れたのもそう。昨季はチーム付で、今季から広島担当に回ることになるが、これが最後の手段かもしれません」


 6日の広島戦はヤングマンが先発する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性