仙台育英・須江監督に聞く“中高一貫校”の仕組みとメリット

公開日: 更新日:

「自分の実力では高校では無理だと思ったりするケースも出てくるかもしれません。ウチの中学は他の高校の受験をしてはいけない決まりはありませんが、推奨はしていません。中学で野球をやめて、高校では勉強に専念する生徒もいます」

――監督が中学の野球部にかかわることは?

「規定で指導できないようになっています。もちろん、技術的なことや今の状態について報告は受けますが、ウチは外部の子も多い。県内の他のチームに不快な思いをさせてしまうので、高校と中学はあくまで独立してやっています」

■裏方しか生きる道がない

――中学の指導経験が生きていることは?

「中学の軟式は非常に繊細。投手が圧倒的に有利の状況で、全国大会ではたった1度のミスが命取りになる。勝負どころを見極める目は養われたと思います。また、投手がいないと勝てなかったので、投手の育成は勉強になった。投げ込みにとらわれず、どう鍛えるか、球数を含めたサジ加減は大事です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ