敦賀気比は2年連続9度目の出場 東監督に聞く“重圧と矜持”

公開日: 更新日:

 ――卒業後の「出口」を広げることも大事ですね。たとえば、吉田正は青学大に進学しています。

「最近はある程度、進学もできるようになってきましたが、それによって、生徒も親御さんも、少しワガママになってきた部分もありますけどね(苦笑い)。それぞれ個々のレベルがあるじゃないですか。野球の実力、学力、寮生活の中で、学校の先生方が応援してくれるなら、行けるんでしょうけどね。野球部員であり、学校の生徒ですから、寮生活や学校の授業態度がしっかりできない子はダメですね」

 ――その場合、どう対処するのですか?

「希望する大学の練習会に行かせますし、大学の監督さんにも頭を下げたりします。もちろん入れてはあげたいですけど……。なかなか難しいですね」

 ――部活以外の時間はどのように動いてますか?

「休みは年末年始だけの状態です。普段は丸1日休めない。月曜は自主練の日にしてますが、顔を出すこともありますし、寮に週2~3日は泊まります。中学の大会や練習を見に行った後、学校に戻ったり、大学へ生徒を連れていったり。自分のできる範囲でやってますね。甲子園に来る前も挨拶などでバタバタして、家族と食事はできましたが……。夜の接待? お酒は飲みますし、大学の監督と会食することもありますが、僕はコーチからずっとやってきましたし、そんなアホみたいに行ったりはない。もともとしゃべるのが苦手で、知らない人と行くのはあんまり好きじゃないですね(苦笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情