6冠羽生に引退説出るも…王者奪還目指しオーサー氏と決別

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 羽生がカナダ人コーチに代えて、新たに門を叩くのが、「ロシアの皇帝」の異名を持つエフゲニー・プルシェンコ(37)だ。プルシェンコは02年ソルトレークシティー五輪から4大会連続出場し、2個の金を含む4個のメダルを獲得。31歳で出場した14年ソチ大会では団体金メダル獲得に貢献するなど、フィギュア界のレジェンド的存在だ。17年3月に引退してからは、モスクワなどに自身の名を冠したアカデミーを創設してスケーターの育成に励んでいる。

「羽生が口にする『原点』とは、プルシェンコに他ならない。そもそも、五輪を意識するようになったのも、ソルトレークでのプルシェンコの滑りに感化されたからです。小さい頃から憧れの選手で髪形まで真似ていた。羽生は常々『五輪の各大会で演技の印象が異なり、どれも魅力がある滑りです。これは彼(プルシェンコ)独特のもので、自分のモチベーションになっている』と公言してきた。羽生は現役時代に安定感のあるジャンプと、モダンバレエを基にした表現力に定評があった皇帝に師事して、北京五輪での巻き返しを期している」(前出の記者)

 次の冬季五輪は、モスクワ経由北京行きか。

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