著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【柏】

公開日: 更新日:

 指揮官のネルシーニョ監督も「2011年とは状況が違う」と前置きしながらこう強調した。

「我々が考えていることは同じ、いつか来るであろう日のために準備をすること。それが大事。我々のアプローチは中断前と何ら変わらない。最高の状態で4月3日に持って行けるようにするだけです」

 69歳の知将は全くブレていない。

 昨季は、まさかのJ2降格を経験した。「我々は本来あるべき場所に戻ってきただけ。選手の大半がACLを戦ったことのある人間だし、J1でも十分戦える」と自信も口にする。9年前の再現は、大いにありそうだ。

■J1復帰で入場料収入は増加が見込まれていた

 懸念材料があるとすれば、まずはコロナウイルスの脅威だ。

「震災の時は再開の日が決まっていたし、やはり『被災地の人たちのために』という思いがあって一丸になれた。でも同じ中断でも状況が違う」


 9年前は仙台でプレーしていた鎌田次郎が言うようにモチベーションの持っていき方が難しい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾