ロッテ佐々木 コロナ禍に乗じて「5月開幕」一軍デビューも

公開日: 更新日:

 ロッテドラフト1位・佐々木朗希(18)が27日、プロ入り後初めて変化球を交えての打撃投手を務めた。

 左の安田尚憲(20)と右の山口航輝(19)に対し、それぞれ20球ずつ。直球のみだった前回とは違い、この日はスライダー、フォークも投げた。直球の最速は156キロ。安打性の打球は2、3本だった。安田は「高めの直球に強さを感じた」と言い、山口は「マジで見たことのない速さ。怖さを感じた。ヤバかった」と白旗だった。

 次回は4月3日のシート打撃に登板予定。佐々木朗は「今度は球種を伝えないので、打者の反応がもっと実戦的に見られる」と腕をまくった。

 NPBの井原事務局長はこの日、阪神・藤浪らが新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを受け、「今は(4月)24日の開幕を目指すということで準備を進めている」と開幕日に変更はないとした。しかし、広島の主砲・鈴木誠也が「選手に(感染者が)出た以上、4月24日の開幕は難しいんじゃないかと思います」と言ったように、開幕がさらに延期となる可能性も出てきた。

東京五輪の1年程度の延期が決まり、プロ野球は中断する必要がなくなった。全日程を消化できる範囲の5月に開幕が延期される可能性は十分ある。そうなると、佐々木朗が開幕に間に合ったとしても不思議ではない。来月3日のシート打撃から1カ月もありますから。もちろん首脳陣は、急がせる気はさらさらないが、早くもモノの違いを見せている。ファームでの登板を経て、遅れに遅れた開幕早々の時期に一軍合流という青写真も見えてきます」(球界関係者)

 視察した井口監督は「(打者からは)全部が厄介」と驚いた様子。コロナ禍の混乱に乗じ、まさかの開幕一軍もあるというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言

  5. 10

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  3. 3

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?