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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

伊東、久保、鎌田が奮闘も…真っ向勝負仕掛ける采配に疑問

公開日: 更新日:

 財政的にシュツットガルトは恵まれたクラブとはいえない。それなのに億単位の違約金を払ってまで、完全移籍させたいとフロントに思わせた。

 鎌田の所属するフランクフルトにしても、決して金満クラブではない。

 鳥栖から17年にフランクフルト入りした後、構想外となって18年8月にシントトロイデンにレンタル移籍することになった。そこで鎌田は腐らずに好パフォーマンスを見せ、1年後に復帰した後も安定した結果を残して20年9月、23年までの複数年契約を勝ち取った。

 今の時期、新型コロナ禍で各クラブの台所事情がひっ迫する中、遠藤も鎌田も自らの努力と結果によってチームの金庫の扉を開けさせた。実に素晴らしいことである。

 オランダでプレーしていた堂安が、ドイツ1部に昇格したビーレフェルトに移籍したという報道を目にし、84ー85年シーズンのブンデスリーガ1部に思いを馳せた。

 筆者は70年代にドイツに渡り、ボルシアMGのバイスバイラー監督の下でコーチ修行をさせていただき、ドイツサッカー協会公認のS級ライセンスを取得した。帰国してから巣鴨の三菱養和会などでコーチの仕事をこなしているとビーレフェルトからオファーが届いた。

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