香川ギリシャ移籍で心機一転が…森保J復帰へ「3つの難題」

公開日: 更新日:

 ギリシャに新天地を見いだした元日本代表MF香川真司(31)。

 移籍先のPAOKでの背番号は、自身が最も光り輝いていたドイツ・ドルトムント時代から慣れ親しんでいた<23>。まだ老け込む年齢ではない。ギリシャで心機一転、好パフォーマンスを見せて森保ジャパンに復帰……と言いたいところだが、香川の前に<3つの難題>が立ちはだかっている。

 まずは「ロシア・マフィアの脅威」だ。

 オーナーは2012年にPAOKを買収したギリシャ系ロシア人のイバン・サビディス氏。経済誌「フォーブス」の億万長者ランキングに入ったこともあるが、ロシアのマフィアとの接点が取り沙汰されている。

 続いて「拳銃騒動に巻き込まれる」。18年3月のこと。サビディス会長は試合中の判定を不服とし、腰に拳銃をぶら下げた状態でピッチに乱入して大騒動。FIFAから罰金800万円、勝ち点剥奪、3試合の無観客試合の処分が下った。

 そして3つ目は国家的経済危機に見舞われているギリシャだ。国内には経営破綻寸前のクラブは多く、カネに困って地元売春宿、風俗店舗からスポンサーを受けるクラブもあったほど。

 PAOKもオーナーが手を引けば、アッと言う間に貧乏所帯になってしまう。

 香川の今季年俸は3000万円、来季6000万円と報じられているが、給料遅配になっても不思議ではない――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間