虎首位快走の裏に金本ドラフト! 大山“生え抜き4番”で覚醒

公開日: 更新日:

 いよいよ本格化しつつある。

 29日の中日戦、阪神大山悠輔(26)が3ランを含む3安打4打点の活躍で助っ人左腕・チェンの今季初登板初勝利を援護した。

 昨季、28本塁打を放ち、今季も不動の4番として5本塁打をマーク。掛布以来となる生え抜き4番としての地位を固めている大山は、2016年ドラフトで単独1位指名された。

 球団内には当時、創価大の田中正義(現ソフトバンク)や桜美林大の佐々木千隼(現ロッテ)を推す声もあったが、当時の金本監督が「とにかく勝負強い、本塁打をたくさん打てる大砲が(阪神から)出ていない。タイガースの歴史に名を残す4番を目指してほしい」と、獲得をプッシュした。他球団関係者からは「大山なら2位でも取れた」と笑われたものの、今となっては英断だった。

 近年の阪神は大山を筆頭に、金本監督が関わった15~17年のドラフト指名選手が一軍で活躍を見せている。青柳(15年5位)、糸原(16年5位)が主力としてチームを牽引し、ベンチには馬場(17年1位)や小野(16年2位)、熊谷(17年3位)、坂本(15年2位)らが控えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし