大坂なおみの「うつ病告白」に違和感を感じてしまう理由

公開日: 更新日:

 筆者は、アスリートの心身に負担をかける会見は義務化しなくてもいいのではないかとも思っていたので、大坂選手の主張も理解はできるし、必要な問題提起でもあると感じていた。

 しかし大坂選手が「うつ病であったこと」を公表したことによって当初、彼女が意図していた「選手に会見を義務化させるのは良くない」という論点がすり替わってしまった。それが一番残念に思う。

 そもそも大坂選手のスタンスには一切、"対話"というものが存在していない。

 決められたルールにのっとり、義務を果たしたうえで"誠実"に変革を求めるのが、社会人、そしてスポーツマンとしてのあり方だと感じる。

 会見はしたくないけれど、SNSでは主張はしたい。グランドスラムは棄権はするけれど、五輪には出たい。風向きが変わってきたから、うつ病であることを告白した――。もちろんメンタルヘルスに理解を示していくことは重要だが、今のままだと大坂選手は義務は捨て置き、うつ病を免罪符に自身の権利のみを主張しているように映ってしまいかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  3. 3

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  4. 4

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  2. 7

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  3. 8

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 9

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 10

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件