著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

北京五輪での反町ジャパンは本田圭佑に命運を託すべきだった

公開日: 更新日:

サッカー日本五輪代表物語 #12

 2008年北京大会出場を目指した五輪代表は、国立競技場で行われたサウジアラビアとの一戦を1ー1のドロー決着に持ち込み、ベトナムを3-1で下したカタールを勝ち点1差でかわし、4大会連続となる本大会への出場権をゲットした。

 反町監督はサウジアラビア戦後に「予選は苦しい戦いが続きましたが、これで北京に行けます!」と力強く宣言した。

 このサウジアラビア戦が行われたのは、2007年の11月21日だった。

 北京五輪が開幕する2008年8月7日まで<8カ月以上>の準備期間があった。ここで急成長して五輪代表入りを果たした選手もいれば、さらなる成長を期して海外にチャレンジした選手もいた。

 前者の代表格が、法政大のMF本田拓也や明治大のDF長友佑都といえるだろう。

 ボランチを主戦場とする本田拓は大学3年時に五輪代表に招集され、2次予選でシリア戦など2試合に出場した。

 豊富な運動量と粘り強い守備が持ち味。広い視野から繰り出すパスセンスもあった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発