日ハム新庄監督のキャンプは“促成栽培” 実戦に即した練習増で選手の意識ガラリ

公開日: 更新日:

「これまでキャンプ序盤は体づくりに重点を置いていたけど、実戦的な練習が増えた印象です」

 新庄剛志監督(50)率いる日本ハムのキャンプについてこう言うのは球団OBだ。

 具体的には三塁ベースの踏み方や走塁時のコースの取り方を指示したり、フラフープを使って外野手に低く強い軌道の送球を求めたり、フライを捕る直前の助走の仕方をレクチャーしたり……。集中力のある午前中に守備練習をみっちりやって声の出し方、細かい指示の仕方まで教えている。投手に「(開幕戦を行う)福岡ドームで投げているつもりで」とアドバイスしたのもそう。臨時コーチとして招いた武井壮の講義内容も、より実戦で役立つ体の使い方だという。

「講義によってほとんどの選手の20メートル走のタイムが0.1秒上がった。0.1秒で1メートル前に進める。これまでギリギリアウトになっていた内野ゴロがヒットになるかもしれない」と武井は話す。

 新庄監督はキャンプ初日、「練習のための練習をしている感じ。試合のように練習して欲しい」とゲキを飛ばし、あくまでも実戦に即した練習をするよう選手に指示。選手の意識は徐々にだが変わりつつある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状