昨季「まさか」の屈辱セパ3球団 主力投手陣キャンプ初日からブルペン全開の吉凶

公開日: 更新日:

 アクセルベタ踏みの事故注意だ。

 巨人西武ソフトバンクは初日から一軍投手全員がブルペン入り。キャンプが「鍛える場」から実戦を交えた「調整期間」となって久しいが、それでも1日目からエースも若手もバンバン飛ばしているのは珍しい。

 この3球団はいずれも昨季「まさか」の屈辱を味わったばかり。3位巨人は戦力がありながらベンチのミスで自滅し、借金で終戦した。西武は42年ぶりの最下位。日本シリーズ4連覇中だったソフトバンクはリーグ制覇どころか、Bクラスの4位に終わった。

 投手陣が血眼になるのも無理はないとはいえ、それにしたって飛ばし過ぎが気になるところだ。

■周囲のハイペース

 評論家の山崎裕之氏は「投げなさ過ぎるよりはマシですよ」と、こう続ける。

「我々古い時代の人間に言わせると、今の投手は投げ込みが少な過ぎる。投げ過ぎて故障が怖いとは言いますが、上体に頼って投げているから、ヒジや肩を痛めてしまう。下半身をしっかり鍛えて理にかなったフォームならば、問題ありません。昔の投手は利き腕の筋肉が盛り上がっていたので、『洋服屋泣かせ』と言われていたほどです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋