高橋元理事が熱を上げた“飲食店ビジネス”の評判…AOKI側からの新たな2.3億円で赤字補填

公開日: 更新日:

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)をめぐる受託収賄疑惑で、大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングスからコンサル料4500万円のほか、新たに2億3000万円ほどの金銭授受が発覚。

「自分が経営に関わるステーキ店の赤字の補填に使った」

 高橋元理事が一部資金の使い道についてこう話していると報じられているように、元理事は電通時代からゴルフ馬術サッカーなどさまざまなスポーツビジネスで辣腕をふるってきた一方で、グルメとして鳴らし、電通時代から飲食店のサイドビジネスにも熱心だったという。

 役員時代の2002年に勤務先の電通本社ビル46階に高級フレンチ「ソラシオ汐留」、2012年には六本木一丁目にあるアークヒルズ仙石山森タワーに「ソラシオ」をオープン。現店名「ステーキ そらしお」はオープン当初「ソラシオ汐留」と同様、フレンチレストランだったという。

「いくら電通の役員といえど、一介のサラリーマン重役が、賃料が高い超一等地の高層タワーの複合商業施設に店を開くにはよほど強力なコネ、それ相応の資金力や信用がないと難しいはず」(大手デベロッパー社員)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾