著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

W杯にこだわる大ベテラン岡崎慎司の意地「最後の最後までカタール目指したい」

公開日: 更新日:

 ホラーバッハ監督からの信頼は厚く、加入直後の8月20日のオーステンデ戦から10試合連続で先発出場中。ただし、ゴールは9月17日のズルテ・ワーレゲム戦の1点のみ。

「(ドイツ1部)マインツで2年連続2ケタを取った時もそうだけど、僕はどのチームでも点を取るまでに時間がかかってる。感覚をもっと詰めていかないといけない」

 W杯へのアピールという意味では物足りない数字だが、献身的な守備やハードワークを含めてコンディションは悪くない。

 岡崎が選外になったとしても、メンバー入りするであろう大迫勇也(神戸)らには、彼や香川真司らW杯に懸けてきた面々の先駆者の思いを脳裏に刻んで戦うべきだ。

「国を背負うっていうのは、言葉では言い表せないやりがいがある。僕は日本人としてなめられちゃいけないって、いつもそう思いながら海外でプレーしてます」

 岡崎の心意気を引き継ぐ、50得点超のFWの出現はいつになるのか。若手の奮起を求めたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々