著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

金田久美子はまだ勝てる! スイング改造が功を奏し11年ぶりツアー2勝目

公開日: 更新日:

 そのために金田は初優勝後もコーチの指導を受けてスイング改造に取り組んできたようだ。

 勝った金田のスイングを見ると11年前とはだいぶ違う。ドライバーショットは左足寄りにボールを置き、頭はボールの後ろに構えている。

 バックスイングで上体の前傾を保ったまま両肩を平らにひねっているので、トップの位置は以前よりだいぶ低くなっている。

 そしてダウンスイングは左半身で引き下ろして、飛球方向に腰を押し込むようにして振り切っている。

 昔はかなり高い位置から手を振り下ろしてきたが、今は下半身を飛球方向に押し込むようにしてインパクトゾーンを長くしている。腰痛や左足首のケガもあってフルスイングではないが、このスイングなら大きく崩れる不安要素が少なく、まだまだツアー競技を続けられそうだ。

 20歳前後でプロテストに合格し、1、2年後にはツアー優勝することは昔は考えられなかった。それだけゴルフを始める年齢が早くなり、優れたコーチの指導を受けているからだといえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性