侍ジャパン投手陣は中継ぎより先発陣に不安アリ…佐々木朗希いまだWBC球に四苦八苦

公開日: 更新日:

「ワンポイント(継投)がないので、その投手の枠は必要なくなった。左や右より、ボールの良さで選ぶなど(スタッフで)話し合って、先発をやりながらリリーフもできる投手を選んだ」

■リリーフ左腕1人はごもっともだが…

 会見で栗山監督は「リリーフ左腕が松井1人だが、その意図は?」という質問に、こう答えた。

 確かにリリーフ左腕は1人だけだが、栗山監督が言うようにWBCはワンポイントが禁止。「1イニングならボールの勢いで押せる」というスタンスはもっともかもしれない。

 本当の問題は中継ぎよりも、むしろ先発陣ではないか。この日、発表された投手15人中、先発は10人。ある球界関係者は「全員が実力を十分に発揮できるかどうか」と、こう続ける。

「栗山監督ら首脳陣は、大谷、ダルビッシュ、佐々木、山本の4人を先発。あとの戸郷、伊藤、今永、高橋宏、宮城、高橋奎は第2先発と位置づけている。ただ、先発4人のうち3人に不安がある。大谷とダルビッシュはメジャーリーガーなので、いつチームに合流するか不透明。それに、先発投手としての役割をきちんと果たせるか疑問です。現に大谷は、すでにエンゼルスから制限がかかっている。最初の登板は球数を極力抑えてもらいたいようですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発