またも観客ワースト更新…日本ハム600億円新球場が新庄監督とチームの首を絞める

公開日: 更新日:

■新球場は敵を利するだけ

 一方、エスコンフィールドは外野両翼の低い部分が2.8メートル。本塁打が出やすい神宮球場の3.3メートルより低い。新庄監督も開幕前、「12球団で一番狭い」と話していた。

 では日ハムがホームランを量産しているかといえば、さにあらず。チーム本塁打8本はリーグ4位、本拠地で打ったのはたったの3本だ。

 今季、エスコンフィールドでの本塁打数は9本。うち6本がビジター球団によるものである。本拠地で3本も打たれている加藤や、そもそもフェンスを越えられない打力不足など原因は様々だが、今のところ、新球場は敵を利するだけになっている。

 稲葉GMは開幕前、日刊ゲンダイに新球場について、こう語っていた。

「札幌ドームに比べたら、ホームランが出やすくなったのは事実でしょう。メジャーがやってるような球場の特性に合わせたチーム作りや補強? そういうことを考える必要も出てくるかもしれませんね」

 この日は犠牲フライ2本の2-0で逃げ切った日本ハム。新庄監督は小村球団社長に「お金を出して」と言ったことを明かし、「6番打者と先発が1人ずつ、いてくれたら」と願望も漏らした。

 最下位監督の要望が通るかどうか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  2. 2

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  3. 3

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  4. 4

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由

  2. 7

    所属先が突然の活動休止…体操金メダリストの兄と28年ロス五輪目指す弟が苦難を激白

  3. 8

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  4. 9

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  5. 10

    国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲