阪神・近本は心境吐露…無念の登録抹消で途切れた「フルイニング出場」の価値ってナンボ?

公開日: 更新日:

 しかし、終盤は「記録のための記録」になり、特に金本は守備で幾度となくチームの足を引っ張ったのも事実だ。

 評論家の山崎裕之氏は「プロ野球選手は試合に出場することが大事」とこう続ける。

「最近は簡単に休ませすぎるし、そもそも勝ってる試合の終盤1、2イニングを休んだところで体力的にはほとんど意味はない。ただし、それは成績を残していることが前提です。記録のためだけの出場は無意味。もちろん、今季の近本の活躍は素晴らしいが、調子を崩した時や、『登録抹消するほどでもないケガ』をした時にどうするか。

 もし、首脳陣が『でも記録がかかってるし』と欠場の判断をできなければ、それこそ本末転倒です。選手がフルイニング出場を目指すのは当然ですが、あまりに記録が伸びすぎると首脳陣の目を曇らせてしまうこともある。フルイニング出場などの記録はあくまで、チームの勝利を前提にしたものでなければいけません」

 そんな記録がなかったところで、近本が素晴らしい選手であることには変わりないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所