中日サヨナラ勝ちも柳裕也またまた“見殺し”…7回1失点好投も援護なく勝ち星なし1カ月半

公開日: 更新日:

「切実すぎて泣いちゃった」──SNSにはこんな書き込みもあった。

 中日が延長十二回に宇佐見のサヨナラ左前打で連敗を8で止めた27日のDeNA戦。またも見殺しにされたのが、先発の柳裕也(29)である。

 7回1失点の好投を見せながら、この日も打線の援護に恵まれず、七回の打席で代打を送られ降板。7月11日のヤクルト戦で今季3勝目を挙げて以降、1カ月半も勝ち星から見放されているのだ。

■圧巻の投球なのに…

 自らが打たれているのなら諦めもつくが、前回登板の20日のヤクルト戦は、8回1失点で完投負け。13日の広島戦にいたっては、9回を無安打無失点に抑える圧巻の投球をしたにもかかわらず、ノーヒットノーランの快挙どころか、勝ち投手すら逃すことになった。

 だったら、自分でチャンスをつくる! とばかりにこの日は2打数2安打。打率は野手顔負けの.258になったが、それでもダメだった。

 今季は20試合の先発で防御率2.70。抜群の安定感を見せながら3勝9敗。「援護がなさすぎて自ら打つ柳投手切実すぎて泣いちゃった」とファンはそう同情するが、柳の胸の内も同じだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因