原前監督は助っ人補強では「裸の王様」…米国スカウト網を破壊し、外国人ほとんど機能せず

公開日: 更新日:

 セ・リーグ連覇を達成しながら、日本シリーズでソフトバンクに2年連続で4連敗を喫した2020年。ここから21年にかけて米国の外国人選手獲得のためのスカウト網に異変が生じていた。

 さるチーム関係者がこう言う。

■原監督が渉外担当の職を解いた

「日本シリーズ惨敗を受けて、編成面の全権を握る原監督が以前にも増して外国人選手の映像を見るようになった。原監督がゴーサインを出して、ずっと前から追っていた助っ人を20年に取り逃がしたことがあって、怒った原監督が渉外担当の職を解いてしまった。コロナ禍もあって、もともと米国の職員は人手が足りていなかった。その渉外担当が球団を去って以来、米国は一時、空白地帯になってしまったのです」

 そんな状態で20年オフに補強したスモーク(34試合で打率.272)、テームズ(1試合で同.000)、代役としてシーズン途中に加入したハイネマン(10試合で同.160)にしても「ずっと前からリストにあった外国人」(同前)を獲得せざるを得ず、アップデートできていない情報をもとに連れて来た助っ人は案の定、「全員シーズン途中帰国」という異例の事態に陥った。この21年から巨人は3、4、4位。まるで転げ落ちるかのように暗黒時代が始まった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所