著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

なでしこパリ五輪メダルに暗雲...NZ相手に2連勝も、攻守の不安材料が浮き彫りに

公開日: 更新日:

 パリ五輪(7月26日開幕)に出場する「なでしこジャパン」(女子サッカー日本代表=世界ランク7位)が、スペイン南西部ムルシアでニュージーランド女子代表(同28位)とのテストマッチ2試合を行い、順当に2連勝を飾った。
 
 しかし、結論から先に言うと……。 

 五輪でメダルを狙うには、攻守両面で問題点が浮き彫りとなり、これから選手を五輪登録枠の18人に絞り込み、チーム力を整備してパリに乗り込んでいくには、まだまだ改善すべきポイントがあると思わされた。

 5月31日に行われた第1戦目は、主力組を温存しながらも試合を優位に進め、FW田中美南(30=INAC神戸)と19歳の新鋭DF古賀塔子(フェイエノールト)のゴールで2-0の完封勝利。

 日本時間3日午後11時にキックオフされた第2戦は、最年長で主将を務めるDF熊谷紗希(33=ローマ)、プレーメーカーの大黒柱MF長谷川唯(27=マンチェスター・シティ)、背番号10のMF長野風花(25=リバプール)、攻守両面でチームを支える右SB清水梨紗(27=ウエスト・ハム)といった主軸が先発メンバーに名を連ね、現時点のベストメンバーに近い陣容で戦った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ